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SMSS J031300.36-670839.3は、地球から約6000光年の距離の銀河系内に存在する恒星である。SM0313と略される。年齢は約136億歳で、宇宙で最も古い既知の恒星の1つである。この恒星の鉄の存在量の上限は、太陽の鉄の存在量と比べて1000万分の1以下であり〔、極初期の恒星に由来するガス雲からできた種族IIの恒星であることを示している〔。またSMSS J031300.36-670839.3は、鉄と比べて炭素の量が多く、1000倍以上の量がある〔。ビッグバンでも見られる水素を別とすれば、この恒星は、低エネルギーの超新星爆発で形成される炭素、マグネシウム、カルシウムを含む〔。吸収線からは、メチリジン(CH)も検出された。酸素や窒素は検出されなかった〔。 この恒星は、オーストラリア国立大学の天文学者のチームによって発見された〔。この発見は、2014年2月9日のネイチャーで報告され、第1世代の恒星の超新星爆発は以前考えられていたよりも強力ではなかった可能性が示唆された〔。 この発見は、サイディング・スプリング天文台に設置された完全自動化の天体望遠鏡スカイマッパーによって可能となった〔。 ==関連項目== *HD 140283 *HE 1327-2326 *SDSS J102915+172927 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「SMSS J031300.36-670839.3」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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